【読了】新しい論語
Amazon.co.jp: 新しい論語 (ちくま新書): 小倉 紀蔵: 本
論語について私はほとんど知識を持っていない。
そこで何か入門書になればと思い、この本を手に取った。
この本の趣旨としては従来の孔子=君子(シャーマン)という図式から孔子を外し、孔子を「アニミズム」的なシャーマンとしてとらえなおし、より世俗的な存在としてとらえ、論語を再考するというものだ。
私もシャーマン的な、本地垂迹説のような、何か一つの主体から分け与えられている神性のようなものが物事の中にあるようなイメージを持つことがある。
すなわちそれが古代中国でいうような君主のイメージであるかと思う。
この本の解釈における孔子はそのような存在ではなく、人々の「間」すなわち関係性に価値を見出すより汎人的な存在だ。
私に論語の知識がないので理解が表層的になってしまったので、後日再読したい。